章の最終更正日 平成22年6月24日

【備後国風土記】より
 昔、北の海にいましし武塔(むたふ)の神、南の海の神の女子をよばひに出でまししに、日暮れ
ぬ。その所に蘇民将来二人ありき。兄の蘇民将来は甚貧窮(いとまづ)しく、弟の将来は富饒みて、
屋倉一百ありき。
 ここに、武塔の神、宿処を借りたまふに、惜しみて貸さず、兄の蘇民将来惜し奉りき。すなはち、粟
柄をもちて座(みまし)となし、粟飯等をもちて饗(あ)へ奉りき。ここに畢(を)へて出でまる後に、年を
経て八柱の子を率て還り来て詔りたまひしく、「我、奉りし報答(むくい)せむ。汝が子孫(うみのこ)そ
の家にありや」と問ひ給ひき。
 蘇民将来答へて申ししく、「己が女子とこの婦と侍り」と申しき。すなはち詔たまひしく、「茅の輪を
もちて、腰の上に着けしめよ」と。詔のまいまに着けしむるに、即夜(そのよ)に蘇民と女子一人を置
きて、皆悉にころしほろぼしてき。
 すなはち詔りたまひしく、「吾は速須佐の雄の神なり。後の世に疫気(えやみ)あらば、汝、蘇民将
来の子孫といひて、茅の輪をもちて腰に着けたる費とは免れなむ」と詔りたまひき
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)より


兄は蘇民(そみん)将来
弟は巨旦(こたん)将来

蘇民将来のお話は
神(素戔嗚尊)を敬った(信じた)
民は将来(新しい世)に蘇る

世界救世教や、その系列にある教団。
また、その教えを神典とする教団では「ス」の大神が説かれています。
通常は「主」の漢字を当てて、主(ス)の大神と読んでおられるようです。
元々は、大本教が出した「ス」の神論が元になります。
しかし、大本教は戦前の国家権力による大弾圧で建物や組織が悉く叩き潰されて、
出口王仁三郎聖師亡き後は弱体化して、今ではそんな教団があるのかと、
世にあまり知られないようになった大本教で説かれたと知る人は少ないようです。

大本教で、「ス」の神としたのは素戔嗚尊様。

では、何故に素戔嗚尊様を出したのでしょうか?。
その為には、この「蘇民将来」を知らないと行けないでしょう。
この話に出て来る武塔(むたふ)の神とは、素戔嗚尊様のことです。

日本神話におきます天照大神は、太陽の神。
日本神話に起きます月夜見尊は、月の神。
日本神話に起きます素戔嗚尊は、地球の神。

新地球を語る時、素戔嗚尊様となるのです

新しい地球を語る○に十字は
十三番目の「ス」の神論で語るのです。
大本教が何故に「ス」の神を出したのか?。
それは、神の御国(新しい世)に蘇るの聖書で説く復活があるからです。

将来を約束される民が蘇民将来で
将来を約束されない民が巨旦将来

人は、肉体と霊体と魂の3元から構成されています。
人がこの世を去るとは、肉体の部分だけ捨て去る意味です。


人は死ねば終わりだ
霊界(死後の世界)など無い
神は存在しないと言う人達

通常の人の目には、霊体とか魂は霊視出来ません。
出来るのは、霊的能力を持った人に限られて来ます。
数が限られた人なので、どうしても世間からは信用してもらえませんが、
見える人には見えます。
また、現在の科学水準では霊体や魂の存在を捉えることは出来ないのです。
ですから、人は死ねば終わりだ。霊界など無い。神は存在しない。
そうした発言をされても、信じる者を迫害しない限り輪廻転生の中にありました。
だが、新しい世(みろくの世)にはそうした方達は進めません。

みろくの世は、この世には在らず
永遠の神の天国故に
神の存在を否定すれば行けなくなるのです

死んだはずだよ お富(十三)さん
生きていたとは お釈迦様でも
知らぬ仏のお富(十三)さん
十三の仕組みです。
皆さんは、神に如何なる「十三」を希望されるのでしょうか?
十三の「す」の神の示しは、素戔嗚尊様

よく、神や霊を説く人を、カルトと批難する方があります。
批難ばかりしていて、それで真相が掴めたのでしょうか?。
自分がそうした世界に身を投じてみないと、何も見えては来ないわけです。
そうした一部の団体では、何かと教祖や教団に金を積め式を言います。

みろく世は、お金では買えません
もしも、お金を積めと言う教祖であれば、それは正しい神のメッセンジャーではありません。
霊能者と呼ばれる方にも、正しき方とそうでない方とがあります。
何かもカルトとして、単一に片付ける批判は間違いと言えるでしょう。

しかし、仮に間違った宗教を信じたとしても、
創造神を信じた者は儲(信者)かる
何故ならば、貴方の信仰が「誠」ならば主に通じているからです。
神は言葉で示し申すから~(示・申)
言成(誠)の教えだからです
言葉の仕組みでしか、その証明は出来ません

終わりの頃、世に自分が救世主(メシア)だ!。
創造神だ!。唯一の選ばれた者だ!。
そうした名乗りを上げる者が続出するでしょう。

だが、私達にはその真偽の判定は出来ません。
神は目には見えない世界のことだからです。
だが、言葉で仕組まれていれば、
その言葉の仕組みを読めばいいだけのことなのです。
長年に渡って言葉の仕組みが出来たのは、
ニセ創造神、ニセ救世主を名乗らせる様な神霊には出来ないことです。
遥かに昔から、今の時を見渡せる神があったのです。
私達はその神を、魂の御親で牛虎(艮)神と言います。





追稿